ものづくり技術手帳

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第三章  単 位

第三章 単位 目次
3.1 国際単位系(SI単位)    3.2 法定計量単位    3.3 法定基本量     3.4 時空、力学関連の単位
3.5 材料力学関連の単位    3.6 熱関連の単位    3.7 電磁気関連の単位   3.8 光関連の単位
3.9 放射能関係の単位    3.10 その他の単位    3.11 特殊な単位     3.12 特殊な用途の非SI単位
3.13 各種単位換算表    3.14 SI単位関系史    コーヒータイム(3)青春    執筆後記(第三章)

単位




第三章 単 位

  単なる数字例えば 5 とか 8 はそれだけでは数字以外の何者でもない。数字には必ず名前がつき、単位がついて初めて具体的意味をなす。単位とは長さや質量など測定可能な自然の現象をある大きさに決めてその何倍かを表す基準となるものである。例えば長さの単位は m であり、質量の単位は kg である。そしてそれらの単位に数値をつけて表現したものを物理量※1という。数式をどれだけ華麗に扱うことができても、そこに単位のない数字だけが踊っているのであれば、それは技術的に何の価値もない。数字に単位がつかなければ、何事も始まらないのである。その単位は任意に設定して構わないのであるが,それは万国共通でなければならない。日本でメートルをアメリカでインチを使用していては不便きわまりない。これは極めて重要なことである。故に全世界で統一した単位を使うべく、すでに 1789 年、当時世界に号令をかける勢いにあったフランスがそれを提案し、ようやく1872 年国際メートル委員会が開かれる。それから 3 年後メートル外交官会議(国際会議)でメートル条約を決議し、日本は 1885 年それに加盟した。
 そして1960 年国際度量衡総会は国際単位系(SI)※2 の採用を決議する。
我が国は 1972 年 JIS に SI の導入を決めた。そして 1992 年(平成 4 年)の計量法改正で SI 単位の優先使用が決められた。この章では計量法で定めた単位とそれ以外の関連する単位及びその物理的事項も解説した。

単位に関する国際機関

国際度量衡総会(CGPM) SI単位系に関する最高意志決定機関、メートル条約加盟国の代表で構成され4年に一回開催される。
   国際度量衡委員会(CIPM) CGPMの指揮のもとに国際度量衡局を監督する。また下記の 7 つの委員会を下部組織とする。
    1.電気諮問委員会(CCE)     2.測光及び放射測定委員会(CCPR)
    3.測温諮問委員会(CCT)     4.メートル諮問委員会(CCDM)
    5.秒定義諮問委員会(CCDS)  6.電離性放射線測定標準諮問委員会(CCEMRI)
    7. 単位諮問委員会(CCU)

  国際度量衡局(BIPM) パリ郊外に設置された国際局、メートル条約に基づき物理的測定の世界的統一を目的とする。
 国際標準化機構(ISO) 非政府(民間)の国際機関、全世界的な国際規格への合意を目的とする。     1946年に創設された。
国際法定計量機関(OIML)計量器の使用に関する技術的、行政的諸問題を国際的に解決する目的で1955年に設立。    
国際電気標準会議(IEC) 電気、電子技術に関する国際規格の統一と協調を目的とする国際会議で 1906 年に設 立。スイスのジュネーブに中央事務局があり、現在55カ国 が加盟している。

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