付録 目次 1.元号と西暦対照表と出来事(年齢算出表) 2. 日本の自然と都市ランキング
3.日本地図 4. 世界の経済、人口等のランキングと世界地図 5. 科学技術史 6. 天皇歴代年表
7. 執筆後記(全章)
本書の構成は本文に見るとおり、従来のジャンルという分類に当てはまらない型破りの総合的学習書である。「ものづくり」という幅広い題名の故に関連する項目は何でもありということである。
そしてこのように広範な科目範囲にわたると、著作者が多人数になるのが通例である。人数が多くなればなるほど内容の統一性が難しくなる。通常なら本書程度でもかなりの人数になる筈である。
またインターネットを利用しなければ本書の執筆は不可能なほどに多くのウェブサイトからの情報を参考とした。あまり多くて明示できないが、それでも他の文献も含めてその都度本文中に記載した。
また本文中の図表やイラスト、図形などもすべて、筆者の手になるものであり、文献から引用したものは一つもない。もちろん内容の構成から、一般に出版社が行う校正、デザインその他編集作業は一切筆者一人で行ったものである。
さらにコーヒータイムや付録も相当に時間をかけたものであり、本文とは無関係な内容であるが、参考になることが多いかと思う。「コーヒタイムなのにかえって肩がこる」と思われないことを願っている。
ウェブサイトには「ものづくり」がつくホームページが多い。
1. ものつくり大学
2. ものづくり支援協議会
3. ものづくり基盤技術振興基本法
4. ものづくり技術館
5. ものづくり転職サービス
6. ものづくり基盤センター
7. ものづくりタウン
8. ものづくりネットワーク 等々である。
これらの多くはすでに技術の基礎が完成した状態を前提にして、技能者や企業への便宜を図るというものであり、システム作りの感じである。しかし第二章執筆後記で紹介した「大人の科学知識」のように、多くの人が高校で化学や物理を履修していないとすれば、それらに関しての教育手段を考える必要があるのではないか。現在大人が科学知識を得る手段はテレビや新聞というのが圧倒的に多い。そのテレビが毎日「星占い」や「オカルト番組」を放送しているようではどうにもならない。
「一盲(もう)衆(しゆう)を引く」という諺がある。その意味は
If the blind lead the blind both with fall into the ditch. である。
かけ声や精神論だけでなく、科学知識の 底上げ 対策が必要ではないかと思う。
「ものづくり」とは伝統技術や工芸品だけではなく、通常の製造業の事である。しかしそれを支えるのは何も製造業だけではなく日本全体である。「ものづくり」は一部の人がやれば良いというのではない。それを取り巻く周辺の人たちの知識レベルも、並行的に上がらなければ「ものづくり」に携わる人々の足を引っ張ることになりかねない。「科学技術創造立国」を目指すなら、わづかなノーベル賞受賞者を出す努力ではなく、全体のレベルを上げる方策が必要である。
だがそれらを推進する人々が、科学知識に疎いとなれば、「一盲(もう)衆(しゆう)を引く」ということになりかねない。日本人の科学知識は「12才」と言われて反論出来る人がいるであろうか。有名な文化人といわれるほどスピリチュアルとかオカルト的なものに弱いようである。大臣が「UFOを信じている」などと発言するようでは淋しい限りである。「科学技術創造立国」はまず国民全体のレベルアップからである。それがないと「大人の科学知識」が先進国でブービーを脱するのさえ難しくなる(第二章執筆後記参照)。