第五章 目次 5.1 長さ 5.2 質量 5.3 時間 5.4 面積 5.5 体積 5.6 速度 5.7 電磁波
5.8 エネルギー 5.9 温度 5.10 熱伝導率 5.11 音圧 5.12 圧力 5.13 電気抵抗率 5.14 密度
5.15 濃度(%) 5.16 濃度(pH) 5.17 粘度 5.18 ヤング率 5.19 粒度 5.20 価格
コーヒータイム(5)擬態 第五章 執筆後記
水素イオン濃度(pH)に関しては第二章5節3で学んでいる。このpH を測定するにはリトマス試験紙や pH 測定器(ペーハー計、6千円から6万円と多彩)で行う。
人 と pH
人の体液はpH7.4 ±0.05である。これが7.8以上や6.8以下になったりすると命が危なくなる。人の身体(たんぱく質)はアルカリに弱く酸性には強い。苛性ソーダ溶液に触れるとつるつるするのは皮膚の表面が溶けるからである。強アルカリ性(pH
10 以上)の温泉に入って肌がすべすべになるのは別に美肌になったのではない、皮膚が溶けたからである?。またアルカリ食品や酸性食品を多くとったからといって、体液のpHが変わるわけではない。緩衝作用(二章5.3.6
参照)のためと、尿や呼吸によって自動調節されて一定に保たれるのである。またアルカリや酸性食品も最終的に分解されたあとに残る物質が酸性、アルカリを決めるので、食べるときの酸、アルカリとは異なる。
酸性雨
pH 5.6 以下を酸性雨という。雨だけでなく空から降ってくるもの(雪、あられ)すべてを含む。通常の雨はやや酸性であり、日本の平均は4.8程度である。雨は中性の筈であるが、空気中の
CO2 や火山による硫黄酸化物などが溶け込むことによる。特に化石燃料の燃焼による硫黄酸化物が大きな原因であり、自国だけでなく他国からの影響も大きい。酸性雨は
1. 湖沼を酸性化させ魚類の生存を妨げる、
2. 土壌を酸性化させる、
3. 森林を立ち枯れさせる
などの被害を与える。
