第五章 目次 5.1 長さ 5.2 質量 5.3 時間 5.4 面積 5.5 体積 5.6 速度
5.7 電磁波 5.8 エネルギー 5.9 温度 5.10 熱伝導率 5.11 音圧 5.12 圧力
5.13 電気抵抗率 5.14 密度 5.15 濃度(%) 5.16 濃度(pH) 5.17 粘度 5.18 ヤング率 5.19 粒度 5.20 価格 コーヒータイム(5)擬態 第五章 執筆後記
世の中の商品すべてについて質量をベースに価格を比較してみる。無茶苦茶な話しといえば言えなくもないが、案外面白い結果が得られるものである。この章ではあらゆる分野を含めているが、たとえば建築材料だけとか食料品だけともっと範囲を狭めて比較するのがよい。質量を基準とするだけでなく体積、または面積をベースにして比較するとまた別の情報が明らかになるかも知れない。それぞれに幅が広すぎて意味がないようにみえるが、全体を眺めたとき大きな傾向がつかめるというものである
1. 水の価格>
かってイザヤ・ペンダサンに「水と安全はただだと思っている」といわれた日本人であるが、水道水は 0.1 円/kg 前後で幅はあるが一番安く、他を引き離してダントツである。全世界で10億人以上が安全な水を入手できないといわれている中で、やはり日本の水はただ同然である。そして下水道使用料金も安い。
2. リサイクル
リサイクル用の古紙は10円/kg前後である。ただこのリサイクルは何かと問題を抱えているようである。
一部では古紙も含めゴミの分別収集その他のリサイクルの促進が環境を破壊するという説もある。資源の有効利用とする行為が実は新しい原料から作るよりエネルギーを浪費するということはあり得るのである。
3. 農産物
食料自給率の低い日本、そして世界的な水不足が懸念されている。何時の日か食料全体が高級食材の価格に近づいていくかも知れない。
4. ガソリン
100円代のガソリンはこのような比較においては安い部類に属するが、現在徐々に価格が上昇している。
以前の石油ショックの再来はないとしても代替エネルギーがどれほどカバーできるであろうか。
5. 住宅
これを重量で比較するのは最もふさわしくない商品かも知れない。常識的には面積での比較である。
しかし雑多な商品と比較するには重量でなければならない。住宅のkg単価は米と同じである。
6. 高級食材
金に糸目は付けないで買う人は買う。高級ではなくても美味しければラーメンを食べるためだけに、東京から札幌へ出かける人もいる。そういう人たちが構成する価格だから、それを念頭に入れることである。
7. 車と自転車
ハイテクには縁がないように思われる自転車が、なぜかハイテクの固まりと思える車と同じ価格帯にある。
それとも自転車もハイテクの凝集されたものなのかも知れない。
8.パソコン類
やはり技術の最先端を走る電子機器類は価格の上位にある。
9. 医薬品
昔から薬九層倍といわれ、価格が高いので有名である。
10. 金
やはり金は金だけのことはある。すべての物質の中で最高値に属する。
11. 人間
人間を重さで比較するというのは不謹慎と言われるかも知れない。しかしこれは人が死亡したときの保険金を体重で割り出したものである。これも幅が広すぎて漠然としているが、人間の価値も価格が付けられるのは致し方ないことである。これはまた国によってもまちまちである。セクハラだけで数百億円とか、人身売買や臓器売買などとても一筋縄でいかない価格ではある。
12. 麻薬
人間の命より高い麻薬だから、製造し販売する輩は絶えることがない。麻薬の根絶が不可能なら、これに代わるものたとえば全く害がなく、後遺症もなく幸せを感じる薬というものを開発できたら麻薬は自然消滅するかも知れない。
13. 骨董品、古典名画
油絵の価格が高いのに憤慨して、「これの原価はいくらだ」と叫んだ人がいた。これには返答のしようがないけれど、これは希少価値とごまかすしかない。しかしその価値が分かるという人は自己満足でしかないのかもしれない。骨董品にあきれるほどの価格がついても、無関係な人にはガラクタでしかない。
14. ダイヤモンド
「ダイヤモンドに目が眩み」となっても非難はできない位に世の中で最も高い。様々な犯罪を生みだし、人命が奪われる事態になるのもうなずける価格である。1
kg で 10 億円 以上!!。
