ものづくり技術手帳
目次
0 章 目次&索引
第一章.心の技術
第二章 物質(Ⅰ)
第三章 単位
第四章 ものづくり数学
第五章 物質量の比較
第六章 物質(Ⅱ)
第七章 ものづくり周辺
第八章ものづくり開発事例
第九章 付 録
番外編 NEW
福島原発事故
(2011/8/10)
命の危険度
(2011/7/8)
ものづくり技術手帳 目次 (PDF)
表 紙
目次&索引
第一章 心の技術
第二章 物質 (Ⅰ)
第三章 単位
第四章 ものづくり数学
第五章 物理量の比較
第六章 物質(Ⅱ)
第七章 ものづくり周辺
第八章ものづくり開発事例
第九章 付 録
最終更新日 2011/9/10
かって「空気に重さなんかない」と一流のゼネコン技術者に言われた筆者は、そこに専門バカを見たのである(空気にも重さがあり、1 m3 で約 1 kgである)。
「ものづくり」においてこのような基礎知識を知らないことは大きな問題である。
知っているようで知らない基礎知識、自分の仕事の守備範囲は知っていても一歩外れると,とたんに見えなくなる。「深い穴を掘るには広い穴が必要である」といわれるように専門以外にも浅くても広い知識が必要である。同じ仕事を一生続ける事が難しくなり、やむなく転職を余儀なくされる事もある。ものづくりの現場でつぶしが利くというのは、すべてに共通する基礎知識があると言うことである。それがあれば さらに進んで高度なことを学ぶにもスピードがつくのである。
「
しかし人間は本来保守的であり、従来の習慣を変えることは容易でない。小さな事を始めるなら出来るはず、だがそれが将来の目標とどう繋がるのか定かでないとなかなか踏み切れない。いや繋がりが見えても目標が大きいとその実現が不可能に思えてさらに始めるのがおっくうになる。夢をもっていてもこれでは本当の夢想家になってしまう。
「もしもピアノが弾けたなら」という歌がある。この歌の人気は別にしてあえて歌詞に異議をとなえるなら「ピアノを弾くことを誰も禁じているわけではない、弾きたいと思うなら弾けるように努力すべきではないか」といいたくなる。ピアノがなければ借りればいい。
「英語を話せたらナア」「文章をうまく書きたいナア」「もし○○ができたらナア」などと泣き言を言っても始まらない。それらに関して一流のプロを目指すのでなく、普通に出来る人の仲間に入るだけなら誰にでもできる事である。少しずつできる事から始め、諦めないで続ける、目標を定め最初の一歩を踏み出す勇気を持ちたいものである。
すこし前置きが長くなりました。この「ものづくり技術手帳」は「もっと理工系に強くなりたいナア」という人のための総合的な参考書です。そしてこの書籍は高校の理科総合と大学初級程度の内容であるが、従来の堅苦しい記述とは異なる。純粋な学問から離れて実際の「ものづくり」に即した内容としたのでこの名を付けました。次の大人の科学知識で述べるように、一般成人の科学知識のレベルは低くこれは世界共通のようである。故にアメリカ、イギリスそして日本もそのレベルを上げるために、大規模な予算を計上し実行している。「科学技術創造立国」や「ものづくり」を標榜する日本は、ことさらその対策が必要である。科学技術がいやおうなく生活に浸透する時代、化石人間にならないために行う施策であり、それはとりもなおさず我々自身のためと考えたい。そして今の時代、我々は多かれ少なかれ専門バカになっている。自分の仕事に精通するので精一杯、他の事に目をくれる時間的余裕がない。だからこそ常日頃の「ものづくり」のための自己啓発は欠かせないのであり、それを怠れば知らないうちに置いてきぼりにされてしまう。
「ものづくり」で生きてきた日本、これからも続けるために、この「ものづくり技術手帳」がほんの少しでも役立てばと願っている。
→ 大人の科学知識